FSC® CoC認証とは?取得のメリットやプロセスを分かりやすく解説
この記事では、FSC® CoC認証の基本から、取得するメリット、具体的な流れ、管理方法の種類までを分かりやすく解説します。 インターテック・サーティフィケーションでは、印刷会社や紙器メーカーを中心に実績を持ちます。認証により環境意識の高い顧客からの信頼を獲得し、ブランド価値向上を実現できます。無料お見積りも承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
目次
FSC® CoC認証とは?企業の信頼性を高める国際基準を指す
森林の持続可能性を守るFSC®認証
| 認証の種類 | 対象 | 目的 |
|---|---|---|
| FM認証 | 森林 | 森林が環境・社会・経済の面で適切に管理されていることを認証する |
| CoC認証 | 加工・流通業者 | FM認証を受けた林産物が、最終製品になるまで適切に管理されていることを認証する |
加工・流通過程の透明性を確保するCoC認証の役割
なぜ今FSC® CoC認証が求められるのか?3つの主要メリット
FSC® CoC認証の取得は、企業に多くの利点をもたらします。それは単なる環境配慮のアピールに留まらず、事業成長の基盤となる価値を創出します。

メリット1:企業の環境貢献姿勢を明確に示せる
FSC® CoC認証を取得し、製品にFSC®ラベルを表示することは、企業が森林保全という世界的な課題に積極的に取り組んでいることを示す強力なメッセージとなります。これにより、企業の社会的責任(CSR)やESG経営に対する真摯な姿勢を、ステークホルダーに対して具体的に示すことができます。
メリット2:消費者や取引先からの信頼を獲得できる
| 対象 | 認証取得による効果 |
|---|---|
| 消費者 | 製品の信頼性が高まり、購買意欲が向上する |
| 取引先 | サプライチェーンの透明性が確保され、安心して取引できる |
| 投資家 | ESG評価が向上し、企業価値が高まる |
メリット3:グローバル市場での競争力を強化できる
FSC®認証は世界的に最も認知度の高い森林認証制度の一つです。特に欧米市場では、FSC®認証製品であることがスタンダードとなりつつあります。認証取得が、海外市場からの信頼を得ることにつながります。
FSC® CoC認証を取得するまでの4ステップ
FSC® CoC認証の取得までの一般的な流れを4つのステップで解説します。

ステップ1:認証機関の選定と問い合わせ
ステップ2:管理システムの構築と文書化
FSC® CoC規格(FSC®-STD-40-004)の要求事項に基づき、社内の管理体制を構築します。具体的には、責任者の任命、従業員へのトレーニング、認証材と非認証材を識別・分離するための手順、トレーサビリティを確立するための手順、インプットとアウトプットの数量を記録管理するための手順の文書化などを行います。
ステップ3:現地審査の受審
準備が整ったら、認証機関による現地審査を受けます。審査員が事業所を訪問し、文書化された手順を実際に運用して物理的に認証材を非認証材から明確かつ容易に識別・分離する手順や仕組みが整っているか、案件のトレーサビリティを各種伝票帳票類上で担保しつつ、インプットとアウトプットの数量記録を適切に管理する仕組みが整っているか、従業員やステークホルダーの基本的人権を遵守しているかなどを確認します。ここで規格への不適合が指摘された場合は、是正措置を取る必要があります。
ステップ4:認証取得とロゴの使用開始
審査で規格への適合が確認されると、FSC® CoC認証が発行されます。認証取得後は、FSC®の商標ライセンス契約に基づき、認証製品にFSC®ラベルを表示したり、ウェブサイトなどで認証取得を宣伝したりすることが可能になります。認証は5年間有効で、毎年定期的な監査が行われます。 【参考】認証を取得するには | Forest Stewardship Council®
FSC® CoC認証の3つの管理システム
FSC® CoC認証では、企業の業態に応じて、主に3つの管理システムが用意されています。自社の製造・流通過程に最も適したシステムを選択することが重要です。

トランスファーシステム:最もシンプルな管理方法
FSC®認証製品を仕入れて、加工などをせずにそのまま販売する場合や、印刷物や紙器などを生産するための加工に適用される最もシンプルなシステムです。製品の所有権が移転(トランスファー)する際に、FSC®認証製品であることを伝票などで明確に管理します。
パーセンテージシステム:認証材と非認証材を混合管理
FSC®認証材と、FSC®が定めた基準を満たす非認証材(管理木材など)を、製造工程で物理的に混合して製品を製造する場合に用いるシステムです。投入されたFSC®認証材の割合(パーセンテージ)を算出し、その割合に基づいて製品の出荷量を管理します。
クレジットシステム:認証材の投入量を管理
パーセンテージシステムと同様に認証材と非認証材を混合しますが、個別の製品ごとではなく、一定期間内の認証材の投入量(クレジット)を管理するシステムです。投入した認証材の量だけ、FSC®認証製品として出荷することが認められます。
FSC® CoC認証に関するよくある質問
ここでは、FSC® CoC認証に関して特にお問い合わせの多い質問についてお答えします。
Q.FM認証との違いは何ですか?
FM認証が「森林」を対象とし、その管理方法が適切であることを認証するのに対し、CoC認証は「加工・流通過程に関わる組織」を対象とします。FM認証を受けた森林から生まれた木材が、私たちの手元に届くまでの全ての工程をつなぎ、トレーサビリティを保証するのがCoC認証の役割です。
Q.認証取得にかかる費用と期間はどれくらいですか?
費用や期間は、企業の規模、事業所の数、製品の複雑さなどによって大きく異なります。費用には、認証機関に支払う審査費用や、FSC®本部に支払うAAF(年間認定管理料)などがあります。期間については、準備開始から認証取得まで、一般的に数か月から1年程度を要します。まずは複数の認証機関から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。
まとめ
インターテック・サーティフィケーションでは、印刷会社や紙器メーカーを中心に実績を持ちます。認証により環境意識の高い顧客からの信頼を獲得し、ブランド価値向上を実現できます。無料お見積りも承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。