2024年7月1日にモザンビーク品質標準局(INNOQ)主催により、適合性評価プログラム(CAP)に関する説明会が開催されました。
当日は、INNOQの局長がプログラム概要について説明し、その後、参加者からの質問に対してINNOQ側が回答する形式で進行しました。
説明会で強調された主なポイントは次の通りです。
1.適合性評価プログラムの開始について
2023年5月に適合性評価プログラム(CAP)が開始されました。2024年5月20日には大臣指令第29/2024号が発令および施行され、プログラムが本格的に実施されました。これにより、CAPの第一フェーズの対象品目リストに含まれる
中古車などの貨物において、適合証明書がない輸入は明確な法令違反となります。
2.適合証明書の確認検査について
モザンビークへ輸入された車両に対して、国内において適合証明書の有無を確認する検査が7月1日より開始されます。
質疑応答で、特に多くの質問が寄せられたのは、「制度の開始時期」と「罰金の適用開始時期」の2点でした。
【質疑応答の抜粋】
Q: 現在の問題は、ほとんどの消費者と通関業者がCAPを認識していないことです。税関は出荷国での検査(CAP)の必要性について、いつ、どのように通知するのでしょうか?
A: この適合性評価プログラムは2023年5月に開始されました。さらに、2024年5月20日に大臣指令第29/2024号が発行され、同日から施行されています。すべての大臣指令は政府によって正式に発行され、発行日に発効するため、追加の通知は必要ありません。ただし、6月にはCAPの施行に関する2つのプレスコミュニケーションが、最大発行部数を誇る新聞Notíciasに2回掲載されました。
Q: 罰金は、販売を目的としてモザンビークに輸入する企業に適用されますか?それとも、中古車を輸入する個人にも適用されますか?
A: 企業および個人のどちらにも適用されます。
Q: 施行後の一定期間、25,000ドルの罰金が免除されると考えていますが、罰金の徴収は既に開始されていますか?
A: 2024年5月20日の大臣指令第29号はすでに施行されていますが、大臣指令第29号に含まれる製品に限ります。リストに含まれるすべての製品は、適合評価を満たさずに輸出される場合、輸入業者に罰金が科せられるリスクがあります。
Q: 上記回答は、すでに罰金が請求されているケースもあることを意味しますか?
A: 現時点までに罰金を課された事業体はありません。政府は罰金を適用する前に大臣指令を社会に広めることを決定しています。
Q: 罰金を適用開始する予定日はありますか?
A: 罰金は5月20日から適用可能です。法律を遵守することを強くお勧めします。
Q: 税関はいつから適合証明書(CoC)を要求するようになりますか?
A: この問題には現在INNOQが対応しており、近い将来に税関はCoCを要求するようになります。
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またこの説明会の内容は日本貿易振興機構(ジェトロ)のビジネス短信 ― ジェトロの海外ニュースにも掲載されました。
輸出前適合性評価の検査が始まる中、当局は説明会開催(モザンビーク)
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